重量の配分

結局買ったのはvodafone802SH。
PHSも候補にして見ていたんだけど、これが今購入できる機種の中では一番なじんだ。
若干手に持ったときに滑り落ちるような不安定さは感じるけど、細部まで良くつくりこまれていてデザインにも破綻がなく目地とか面の処理も含めて安っぽくない。操作感もしっとりしているし、液晶の美しさはさすがというか、他社の携帯にはない感じ。

15日に書いたヒンジについてはこの機種も同様で、どう見ても猫背に見えてしまうんだけど、開いたときにやや前傾させることで見にくさは抑えられていたのが救い。ただ、この傾斜も強すぎて使いにくくなってる機種もあるが。あとヒンジのところのスピーカーが形状とマッチしていてかつ美しく仕上がっているところが気に入った。千鳥に配置された穴が中央の列に向かうほど大きくなっている。


この携帯を使い始めて特に意識させられたのが、手に取ったときの重量の配分。
もちろん内部の構造によって左右されるのはわかるけど、いつも上下を間違えてしまう。
ということはつまり、手にとって開こうとしても開かないことになり、一度携帯に拒まれてさらに持ち替えるという二つの余計な動作を使用者に強いていることになる。

こういうちょっとした重量の配分や触覚における上下の感覚のズレに対して真剣に取り組んでくれれば、ずいぶん使いやすくていい携帯になると思う。手に取ったときの気持ち良さや操作感の良さが美しさにつながっているような爽快感がほしい。