「景色に気をとられて」

琵琶湖の西岸を走る湖西線での出来事がなぜか気になった。
アサヒコム6月5日 湖西線でのオーバーランを伝えた記事
JR湖西線小野駅へは行ったことがないけど、地図で見る限り
mapfan web:滋賀県志賀町小野湖青1丁目
は、ホームから200mほど向こうに湖面が見える距離で、
当日の天気は晴れていて風も少し吹いていた。
気象庁
太陽の方角も、
国立天文台
ちょうど駅から真東のあたりにあり、きっと風の吹く湖面がきらきらきらめいている感じだったんだろうな。と、思う。

事故があってからオーバーラン自体がニュースになる(=問題視される)というおかしな風潮になってしまっているおかげで、こういう情景をイメージさせてくれて、ふだん気に留めていなかった場所について知るきっかけになったとすればそれはそれでいい気分転換にはなるんだけど、
そもそもシステム自体にヒューマンエラーを促す欠陥があるにもかかわらず、その欠陥を精神力でカバーさせようとするコンセプトが、日本社会の根っこの部分にあるんじゃないかと、小学生のころゼロ戦ヘルキャットの設計思想の違いを知って愕然とした気分を思い出した。

そしてまたケータイの重量バランスからくる上下のとり違いのことに頭は戻ってくる。